産業遺産へGO! 過去のきらめきに触れたい

日本の近代化に寄与した産業遺産に関する話題

           ◎深谷の日本煉瓦製造に行ってきました ~緑のガラス片~

          (解体の日本煉瓦製造の建物。2007年9月撮影)f:id:TIAS:20070909085105j:plain

 赤煉瓦番付八木ブログで埼玉県深谷市日本煉瓦製造の建造物が、埼玉県の番付で横綱とありますが、歴史的役割からみても当然でしょうね。納得です。

 私はこれまでに5回ほど現地に行きました。

 上の写真は同社が2006年に清算し、120年の歴史を閉じることを決めた翌年に

撮りました。正面に見えるのが同社のメーンの建物「旧事務所」です。八木ブログの「1-3」にある建物ですね。

 

 日本煉瓦の正面玄関を入った右手に、その旧事務所はあります。

 その正面玄関に赤煉瓦づくりの門柱があり、それは八木ブログの「1-3」の写真の中央に写っていますが、その門柱の上部に明かり窓があります。

 深いグリーンのガラスがはめ込まれています。

 

 私が訪ねた時、そのガラスの何枚かが経年劣化で落下、緑の破片が門柱下に散らばっていました。その1つを拾って、今でも大切に持っています。

 

 こうしたパーツも産業遺産だと思っています。過去を振り返り、さまざまなことに思いを寄せることができるからです。

 

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 正面を右手にまわると、赤煉瓦塀がずっと続いています。ここにも門柱に緑のガラスがはめ込まれていますね。

 

 コギーと散歩する女の子が通り過ぎました。

 

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 深谷といえばネギですが、畑の中の道を歩いていたらひょうたんがありました。

取りましたではなく、撮りました。

 

 この遊歩道はJR深谷駅に続く、かつての同社専用線の跡です。

 通る人が少ないこともあるからでしょうか、自転車に乗った人、散歩の人、皆さんすれ違う時、「おはよう」とニッコリ。

 深谷駅までの専用線跡遊歩道は約4.2キロです。

                  ◇

 さて、最後に1998年に、深谷市教育委員会が編集したパンフレット深谷の煉瓦物語」に載っていた深谷駅から遊歩道(専用線跡)、日本煉瓦製造とその周辺の地図をコピーし、参考までに添付しました。

 

 私はこの道を何度か歩いたのですが、ルートを外れると、あたりは同じような風景が連続する田んぼなので、道に迷ってしまいます。

 歩いて現地を訪ねる方はどうぞご注意下さい。

 

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           以上です。                 (K.O)