産業遺産へGO! 過去のきらめきに触れたい

日本の近代化に寄与した産業遺産に関する話題

◇道の駅駅長は、芥川龍之介の孫

 

  先日、八王子の絹遺産見学会報告の中で、八王子の道の駅「八王子滝山」について書いたら、見学会に参加した方から、以下の情報が寄せられました。

 

 「あの道の駅の初代駅長は、作家の芥川龍之介の孫、芥川麻実子(まみこ)さんが務めた。作曲家・芥川也寸志(龍之介の三男)の長女で、1948年生まれ、道路絡みの仕事をしているみたい」とのことでした。

 

  そういえば、見学会の時にガイドの方が「龍之介の孫」のようなことを言っていたのを思い出した次第です。龍之介の孫、覚えやすい“肩書き”です。

 

 それにしてもなぜ、道の駅の駅長なのか、ネットで調べてみたら、彼女は交通評論家を名乗り、元・首都高速道路協会理事だったらしいです。道路環境プランナーという肩書きも持っているそうですが、この肩書きを持つ人は他におらず、「自分でかってに付けた」とのこと。なかなか柔らか頭、ユニークな方のようです。

 

   で、連絡してきた人に、どこで彼女のことを知ったのかと聞いたら、その人曰く、「近くの図書館に行ったら、田端文士村記念館のイベントビラ(下の写真)が置いてあって、そこに河童忌(竜之介の忌日)の特別企画『芥川竜之介の“孫対孫”対談』」として麻実子さんと、芥川比呂志の三女、耿子(てるこ)さんが対談するとあったので」とのことでした。

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   ご関心がある方は7月1日必着で同記念館に申し込んでみてください。

  産業遺産とはあまり関係がない話でした。                (了)