産業遺産へGO! 過去のきらめきに触れたい

日本の近代化に寄与した産業遺産に関する話題

セルロイドを見に行ってきました

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セルロイド人形

            ◎世界最大のセルロイド
         
 去る5月11日(土)午後、セルロイドハウス横浜館(注1)を見学した。 参加者は、中高年の勉強会の「たまごクラブ」(市川市民が中心)の会員7名であった。
佐藤館長代理からまず概要のお話があった。同館の収蔵品は約10万点で、およそセルロイドに関するものはすべて収集展示されており、世界最大唯一のセルロイド博物館である由。

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セルロイドの接見箱

 

  セルロイド製品の製造工程のビデオを鑑賞したあと、同氏のご案内で、1階から3階までキューピー人形を初め各種製品、工程、製造機器、文献等を見学した。終わって岩井館長から歓迎のご挨拶を頂き、茶菓の振る舞いがあって懇談した。

 参加者から、「祖父が都内でセルロイド製品の製造に携わっていた」との話があり、一同、戦後のセルロイドが日常生活の様々な用途に使用されていた時代を懐かしく想起して見学を終了した。

 なお、同館の開館日は土曜日のみで、要予約です。

(注1)所在地は横浜市港北区高田東1-1-20。

電話:045-549-6260。

 

            (東京産業考古学会理事・平井東幸)