産業遺産へGO! 過去のきらめきに触れたい

日本の近代化に寄与した産業遺産に関する話題

◎日本赤煉瓦建築物番付 栃木県場所 令和元年九月 《ベスト30》のうち21~30位 勧進元 東京産業考古学会 行司 八木司郎 《順位》 《所在地》 《 名 称 》 《備考》 前頭・・・・21.(小山市)西堀酒造煙突・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登録 前頭・・・・22.(栃木市)櫻…

「印刷博物館」を見学しました

■凸版100年記念事業の博物館 TIASの9月の見学会(9月6日実施)は、文京区水道橋1丁目にある凸版印刷の「印刷博物館」でした。 凸版印刷は2000年に、創立100年記念事業の一環として、21階建ての「トッパン小石川ビル」(高さ95㍍)を建設、併…

●八木赤煉瓦番付ブログと、『産業遺産巡礼』(市原猛志著)

八木司郎・東京産業考古学会会長の全国赤煉瓦番付は、会長の地元である“茨城県場所”がひとまず千秋楽を迎え、会長は次の“栃木県場所”に向け、80代半ばという年齢にも関わらず猛暑の中、連日のように取材に出かけているそうです。 赤煉瓦建造物それ自体は全…

◎日本赤煉瓦建築番付 茨城県場所 令和元年八月 《ベスト30》 勧進元 東京産業考古学会 行司 八木司郎 《順位》 《所在地》 《 名 称 》 《 備 考 》 横綱・・・・1.(牛久市)牛久シャトーカミヤ・・・・・・・・重文・調査・赤煉 大関・・・・2.(稲敷市)横利根…

◎「赤煉瓦建造物番付:茨城県場所」 令和元年八月 勧進元 東京産業考古学会 行司 八木司郎 (16位~30位) 前頭・・・・16.(常陸太田市)旧稲田家住宅赤煉瓦蔵 前頭・・・・17.(土浦市)旧野村さとう店煉瓦蔵 前頭・・・・18.(稲敷市)関口邸長屋門及び蔵 前頭・・・・…

◎日本赤煉瓦建築物番付 茨城県場所 令和元年八月 勧進元 東京産業考古学会 行司 八木司郎 〈6位~15位〉 前頭・・・・6.(日立市~北茨城市)常磐線(旧日本鉄道)のトンネル群 前頭・・・・7.(日立市)宮田川水抜橋梁 前頭・・・・8.(ひたちなか市他)常磐線のアー…

◎日本赤煉瓦建築物番付 茨城県場所 令和元年八月 勧進元 東京産業考古学会 行司 八木司郎 すでに、「日本赤煉瓦建築番付関門場所」及び「日本赤煉瓦土木番付」を本ブログで紹介した。しかし、上記の番付表に載っていない赤煉瓦建築物が各地域にはかなり多く…

◎2つのレンガの物語 東京産業考古学会の八木司郎会長の赤レンガブログにある「赤レンガ番付」を見ていて、「浦賀船渠(横須賀市)」と「半田赤レンガ建物(愛知県半田市)」を結びつけるあるエピソードを思い出しました。 (横須賀市浦賀にある浦賀ドック跡…

日本赤煉瓦建築番付について 新元号「令和」になって初めての大相撲名古屋場所がはじまっている。上位になった力士は新番付表を手にして喜んでいる姿がテレビで毎回放映されている。 赤煉瓦ネットワークという団体がある。全国で22団体、約1000名の会員とい…

~「三条金物」と資料館のあり方~ -収集品はどう見せるか- 先日の日本経済新聞(6月26日付朝刊、文化面)に、博物館のコレクションについての記事がありました。 鳥取県北栄町の郷土資料館が、収蔵庫が満杯になったことを理由に昨年、保存していた民具類…

「東京産業考古学会6月見学会」 ●東京五輪前の大森へ ~ブラックペーパー(海苔)の物語~ 東京産業考古学会の6月のイベントは、大田区にある海苔の資料館『大森 海苔のふるさと館』の見学でした。 海苔養殖業はかつて、東京湾を代表する食の産業でした。…

●またまた「八王子見学会」 -「太い繊維を織る」とは?- 八王子の絹遺産関連見学会の報告に関して、80代の女性会員から先日、電話がありました。 その方は見学会には参加できなかったのですが、後日、知人から見学会の写真をたくさん見せてもらったそう…

◇道の駅駅長は、芥川龍之介の孫

先日、八王子の絹遺産見学会報告の中で、八王子の道の駅「八王子滝山」について書いたら、見学会に参加した方から、以下の情報が寄せられました。 「あの道の駅の初代駅長は、作家の芥川龍之介の孫、芥川麻実子(まみこ)さんが務めた。作曲家・芥川也寸志(…

●八王子「絹の道」見学会

●八王子「絹の道」見学会 群馬、長野、栃木県など関東の絹関連産業遺産にはこれまで何度か足を運びましたが、東京に住みながら八王子にはまだ行っていませんでした。そこへ知人から「産業考古学会」の“八王子絹織物遺産見学ツアー”があるので参加しないか、…

◎セルロイドと林芙美子

◎セルロイドと林芙美子 セルロイドハウス横浜館に行った方のブログを拝読して、昨年、新宿区中井にある林芙美子記念館(林芙美子の旧宅)を訪ねた際、ボランティアガイドの方から聞いた若い頃の芙美子の苦労話を思い出しました。 (林芙美子の旧宅。現在は「…

セルロイドを見に行ってきました

セルロイド人形 ◎世界最大のセルロイド館 去る5月11日(土)午後、セルロイドハウス横浜館(注1)を見学した。 参加者は、中高年の勉強会の「たまごクラブ」(市川市民が中心)の会員7名であった。 佐藤館長代理からまず概要のお話があった。同館の収蔵品は…

●日立に吹くアートの風 -新田次郎と妹島和世- 世界的な女流建築家・妹島和世氏がデザインを監修した西武鉄道の新型特急がこの3月に運行を開始したとのニュースを聞くや、彼女の出身地である茨城県日立市に思いが飛び、このほど訪れてみました。日立製作所…

         ●新紙幣の渋沢栄一、その旧邸見学へ

●新紙幣の渋沢栄一、その旧邸見学へ 十条跨線橋の保存運動に取り組んでいるわが「東京産業考古学会」は、同橋があるJR東十条駅の見学会を企画、3月23日に催しました。 同時に、王子駅の隣りにある飛鳥山公園内の「渋沢史料館」と「旧渋沢庭園」も見学し…

●歴史ある英国製橋の保存を③ ~旧江ヶ崎跨線橋「第3の人生」~ 1929(昭和4)年に建設された新鶴見操車場に、2009(平成21)年まで80年間架かっていた旧江ヶ崎こ線橋は、不要になった3つの橋を移設・ドッキングして造られたものです。 一つは…

●歴史ある英国製橋の保存を② ~同じ橋だった江ヶ崎跨線橋~ JR東十条駅南口の「十条跨線橋」は、先に記したように、最初は荒川橋として使われ、同橋の架け替えで撤去され,1932(昭和7)年に現在の東十条に移設されたわけですが、旧荒川橋の他の1連(…

●歴史ある英国製橋の保存を① ~アートとしての産業遺産~ 東京都北区を走るJR京浜東北線に「東十条駅」があります。この駅の南口(王子駅側)に「十条こ線橋」という古い橋があります。橋の長さは約30㍍。 下の写真がその全景です。 十条こ線橋 この橋は…

「東京産業考古学会」のブログを開設しました。 《当会の紹介》 「東京産業考古学会」は、産業遺産の調査・研究を行っている団体で、定例的に講演会や見学会を催しています。(※詳しくは当会のホームページをご覧ください) さて当会では、従来からのニュー…